【恋愛雑記012】男性は、女性に尽くしているほうが、気が楽!?
「尽くす女性」は、よく言いますが、「尽くす男性」は、なぜかあまり言われません。言われないでもないですが、あたかも不思議な存在であるかのように言われてしまいます。
ところが男性の意見だと、なんと(女性にとっては「なんと」です)、女性に尽くすほうが気楽だそうです。
男性が女性に尽くすと、男性は自分のペースを崩さずに済みます。
だそうです。
これだけだと女性にはわかりにくいですが、実にわかりやすい事例が、他にあります。
日本が世界に誇る面白小説、源氏物語。
光源氏は、孤児の美少女「紫の上」を見そめて(かなり強引に)彼女の保護者になります。
なにしろ日本国内で自分より地位が上なのは、お兄さんと父上しかいない。そういうプリンス中のプリンスが、彼女の生活の全面バックアップをするのです。しつけも教育も最高。衣食住なんて言うことなしでしょう。
これ以上、ちょっと尽くしようがないぞみたいな尽くし方ですが、実はこれ、完全に光源氏のペースです。
しつけも教育も衣食住も、すべて光源氏が決定した。
とも言えるからです。
男性の「女性に尽くされるより尽くすほうが楽」というのは、たぶんこれと似たような構造です。
もし逆に、女性の紫の上が、男性の光源氏を自分の家に引き取って、光源氏の住むところも、仕事も、紫の上が決定して・・・と、逆転して考えると・・・、
「女性に尽くすほうが楽」という男性の気分が、わかるような気がしてきませんか?