【恋愛雑記014】なぜ意地をはるのかではない、意地をはるのが男
さあ空港に行きましょうというわけで、女性の荷物を持ってあげた。
持ってみたら、意外と重くて、内心びっくり。
どうやってこんな重いのを平気な顔して持ってきたの!?疑問は生じますが、もしや彼女のほうが、自分よりも腕力があるのでは!?おそるべき疑問も生じますが、ここで顔に出してはいけない!こんな荷物軽い軽い、なんてことないよ~という顔をしなくてはいけません。
「だいじょうぶ~? 顔色悪いよ」彼女が心配そうな顔をしますが、とんでもない。
「全然平気」こんなの持てな~いと思いますが、それだけは言えない。
彼女より非力な自分なんて、絶対に絶対に認めないぞ!なにをどうやってでも、空港まで持っていく!タクシーかなにか呼んで、運んでもらえばいいだけなのに、彼は気がつきません。
ことほどさように、男は意地をはるものです。
意地をはらない、ありのままの素直な自分でいいの。これは男性かもしれませんが、男性ではないかもしれません。
意地をはらない男性は、目標がないともいいます。
なりたい自分、こうであって欲しい自分がいて、なりたい自分に向かって正味の自分が顔を上げている、それが男性です。
きっとこの男性も、「彼女より力持ちの自分」を目指して、このまま空港へ向かうことでしょう。
がんばって~。