【恋愛雑記076】彼がコレクターで、たくさんお金を使って困る場合は・・・
コレクターというのは、昔からいたものです。
ロシアのエルミタージュ美術館の所蔵品は300万点といわれていますが、その始まりは、18世紀のロシアの女王さまのお買い物でした。
女王さまは、最初はドイツから美術品を買ってみたのだそうです。
「非常に優れた作品だわ」とお気に召した女王さまは、ドイツ以外の国からも優れた美術品を厳選し、少しずつ買い集めるようになりました。
やがて、いろんな人が女王さまに協力するようになり、今では300万点。こういうのをコレクションといいます。
美術館の始まりは、どこもたいがい、これと似たりよったりのストーリーです。
昔の女王さまのコレクションだったものを、日本にレンタルしてもらって、現代の庶民の私たちが、展示会で「すっげ~!」と観ているわけです。
この「美術品をたくさん買い集める」、つまり「コレクター」というのは、女王さまや大金持ちにしかできないような、最高のぜいたくでした。
美術品は、生活にあったほうがよいものですが、生活必需品ではありません。
かつての庶民には、生活必需品でないものを買うような余裕はなかったのです。
でも、現代の日本は違います。
普通の日本人が、昔のロシアの女王さまや大金持ちのように、「生活必需品ではないものを大量に買い集めること」ができる時代になったのです。
あなたの彼も、その一人です。
ロシアの女王さまは、国の財政をきちんと考えながら、美術品を買っていたはずです。あなたの彼に、りっぱな王さまになってもらえばいいのです。
なれるでしょ? あなたの素敵な王子さまなんだから。
ならなかったら、多少手荒ですが、ギロチンといきましょう。