二人の関係がうまくいく方法 21~40項目
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21.症状ではなく根本原因を解決する
- 衝突が起きた時によくある間違いは目の前の問題ばかり議論して二人の衝突の根本的な原因をみつけようとしないこと。なぜ意見が違うのかについて語り合える二人は、意見を衝突させるだけの二人より議論の時間が短い。
- 不満足な関係を続けたまま人前では仲がいいように振る舞うのは二人揃っているほうが社会的に受け入れられやすく人づきあいや仕事をやりやすいからだが、そのような不幸な関係を続けるのはまったく無意味である。
- たくさんの人が別れたり離婚するのを見て不安になる人は、人の失敗や成功を見たらそこから何かを学んで自分に生かすと考え、人がどうだったかによって自分まで決めつけないようにする。
- 自分の人生を自分がコントロールしていると感じられれば生きている満足度は大きくなり、ストレスは小さくなる。自分に我慢できない人間は他人に我慢できない。自分をコントロールすることが人生をコントロールするカギ。
- お金の問題が二人の本質的な領域にまで入り込むと良好な関係を保つことが難しくなる。お金の使い方に中毒症状がある人は中毒になっていることに気づかずお金のことでパートナーと争う。心の穴をお金では埋められない。
- 心の支えが欲しい時に言わなくてもわかってくれるはずだと勝手に思うのは行き違いの原因となる。必要なときははっきり言葉にして伝え、本当の気持ちと裏腹なことは言わずにオープンにコミュニケーションをとることが必要。
- 百年ほど前から結婚や最初の子供をつくる年齢は上がりつづけている。しかし、晩婚だからという理由で、二人の関係や人生に満足感が得られないということはまったくない。
- 友人たちの語ることは個人的な経験から生まれた個人的な意見に過ぎない。経験者の語ることには耳を傾けるべきことが多いが、彼らの体験は自分のものではない。
- アルコールの長期にわたる過剰摂取は感情を不安定にし、世の中に対する味方にまで影響をおよぼしてパートナーとの関係を危うくする。ハリウッド俳優ボールドウィンは酒を断つことで仕事に成功し、家庭をもつことができた。
- 言い合いでの勝ち負けを忘れ、お互いの愛情を確認できれば二人の勝ち。闘いの後に平和を再建するには時間がかかる。相手をやっつけて屈服させようとしないで、問題に気づいてもらえるように努力することが大事。
- 二人の間にセンスのよいユーモアがあれば、平凡な日もそれなりに楽しく、嫌な思いをした日は重荷が軽くなる。しかし、ユーモアは善意に基づいたものであるべきで、悪意のある冗談は二人の間の緊張を高めるだけである。
- 婚約中は興奮と高揚感で舞い上がっている非現実的な時期だが、現実の結婚生活はまったく違う。婚約中の心理状態は続かない。心理学者の調査では、カップルが現実離れした期待を抱く傾向は婚約期間中が一番高い。
- 多くの人はパートナーより親友に強い連帯感を持っており、それがパートナーとの間をぎくしゃくさせる要因にもなっている。しかし、パートナーが同時に親友であればパートナーとの間に起こる問題も絆となりうる。
- 二人の関係がうまくいくかどうかは時間の長さではなく質による。ほとんどの夫婦が一緒に暮らしていても毎日いくらかの時間離れて過ごす必要があるのは、そのことで共に相手を必要としていることを実感できるから。
- 対人関係を司る大脳新皮質はコミュニケーションで発達するがテレビはそういう時間を奪っている。テレビを見る時間が全国平均より少ない人はパートナーとの関係に満足している割合が高い。
- 人はネガティブな考えを持つとパートナーに対する感情にも影響してしまう。二人の良好な関係を保つために二人に直接関係ないことでも問題があれば改善する必要がある。
- 男と女では異性に望むものが違うと思われているが、仕事を持つ女性が増えて女性も経済力をつけてきたことで現代の女性は男性に求めるものが男性が女性に求めるものに似てきている。男女が相手に望むことに大きな違いはない。
- 世間には古い閉鎖的な考えをもつ人はまだたくさんいて、異人種間の男女関係は大変なストレスとなるが、自分たちをアウトサイダーと感じれば、一年後さらに強く結び付いている可能性は普通のカップルより3倍高い。
- 自分が普段偏っている方向を知れば生活にバランスをとれる。仕事に偏っていれば家族とのコミュニケーションを図り、家族との関わりが多い場合は仕事に時間を費すなどバランスをとれば、家族との関係が健康的になる。
- パートナーとの仲がどれほどいいか、どれほど長く続くかは二人が結婚しているか否かとは無関係。結婚していてもいなくても、二人の関係は二人が努力して作り上げていくという意味では同じ。
22.二人の仲をよく見せようとしても無意味
23.あなた自身の歴史を作る
24.自分の人生は自分でコントロールする
25.お金に支配されないように
26.心の支えが欲しければ言葉にして伝える
27.急ぐ必要はない
28.人が語るのは彼らの個人的な経験にすぎない
29.アルコールは控えめに
30.相手に勝ったところで幸せにはなれない
31.ユーモアを忘れない
32.婚約中はまだ現実生活をしていない
33.二人の間に友情を見つける
34.二人が離れて過ごす時間も必要
35.テレビを見る時間を減らす
36.外の世界の出来事も無関係ではない
37.女性も男性と同じことを望んでいる
38.恋は盲目、だが現実生活は常にそうではない
39.仕事と家庭のバランスをとる
40.結婚しているかいないかが大事なのではない